ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜
はてなブックマーク眺めてて前回書いた日記の感情になってしまって空しくなった。ジャニーズ批判の記事に同調するブクマにスターの多いこと。アサ芸の関係者談の記事を信じちゃう空気。なんだかなぁ。
まぁそんなことよりラストレシピです。3回観て、あと数回観ようと思ってるけど、1回目のライブビューイングはともかくとして、2、3回目は平日の中途半端な時間ってこともあるんだけどお客様が少なくって。こんなにいい映画なのにと少し残念です。そればっかりはファンにはどうしようもないことで仕方がないことなんだけど。以下映画の感想ともいえない程度のものを少し。ネタバレしています。注釈に検察側の罪人のネタバレ…とまではいかないけどラストに触れてるところがあります。
わたしはにのが今まで出た映画の中で一番好きかなー。青の炎は劇場で観てないのでのぞくとして。明るく終わるのって初めてだよね。GANTZは最後に球の中に入っちゃうし*1、プラチナデータはもやっとした終わり方だし、暗殺教室は殺せんせーいなくなるし、母と暮せばはもともと死んでるしさらにお母さんが死んじゃうし…ってここまで書いて大奥をすっかり忘れていた！大奥はハッピーエンドじゃないかぁ。でもほんとそのくらいかなーって。今までの一番好きだったのは硫黄島からの手紙であれもハッピーエンドってわけじゃないけど、にのの最後に救われるんだよねぇ。救いがあるから好き。ラストレシピはそれよりもわかりやすく希望があるから好き。*2
インタビューや批評でたくさん触れられていたし、秋元康が卑怯と言っていたラストのにののセリフと表情。本当に素晴らしくそれを観るためだけに映画館に行っているようなところもあります。今回の役はセリフも出番も少ないんだけど表情で魅せるんだよねぇ。ぶつくさ文句ばっかり言ってる充だけど料理にだけはまっすぐで、そのまっすぐさが表情だけで伝わってくる。やっぱりにのの芝居が好きだ！と再確認できる映画です。
内容の方はどういったらいいのかわからないんだけど、なんかがんばろうって思えたんだよね。すべてのことには繋がりがあって、自分は一人じゃないんだなと気づかされて、そしたらなんか温かい気持ちになって、毎日毎日色んなことがあってめまぐるしいけど、とりあえずがんばろう、生きようって。ちょっと大げさかもしれないけどそれくらい思ったんだよね。
原作既読だったけど映画のほうがうまくまとまってたなぁっていう印象。原作よりもすっきりしていたというか。幸が出てこないのが残念なんだけどね。幸の店が火事になるのびっくりするよね。そこだけご都合主義というか。でも原作でも確か火事になるんだよね。それでやむを得ず充を施設に預けるんじゃなかったかなぁ。映画はその施設ですら過去からのつながりで、より過去と現在がリンクしている感じかな。原作をそんなに覚えてない状態で観たから、官僚がなんで個人情報を簡単にバラすんだろうとか、鎌田はなんで充にぺらぺら話すんだろうとか気になったなんだけど、最後にそうだった全部仕組まれてたんだったって思い出すっていう（笑）
原作に登場しない西畑くんの役がとてもよかったなぁ。てか西畑くんよかったなー。朝ドラ2回も出てるのは伊達じゃないね。何らかの映画賞取ってほしいなー。西島さんも素敵だったなぁ。ストイックな料理人という感じで。宮崎あおいちゃんもとてもかわいくて。カメラ構えてるの何か既視感が…と思ったら神様のカルテだったね。*3衣装も素敵だった。監督が舞台挨拶などがあるたび名前を出していた兼松さんがすごかったなー。中国の人にしか見えなかったぁ。わたしが思う中国の人だから本当はどうかわからないんだけど、まさにっていう感じで。料理の訓練も相当したんだろうなぁ。兼松さんと西島さんが最初に作った料理で何の食材か忘れたけど茶色のものを薄く切るのがあまりに早すぎて指が切れるーーってはらはらしたなぁ。にのが高速で包丁とぐとこも指がもってかれるーーってすごい心配になった（笑）忘れちゃいけないのが綾野剛。綾野剛大好き。またにのと共演してほしい。難しいかな。共演という意味では西島さんね。番宣ですごい仲良しで意外だったなぁ。西島さんともいつかがっつりやってほしいけどそれも難しいな。二宮和也アクションも出来ますよ！どうですか！西島さんと相棒で…とかさぁ。
にのの次回作は検察側の罪人ね。期待しかないよーーー。期待のみ。楽しみ楽しみ楽しみ。それを糧に生きていきます。
何回かにわけて書いたらいつも以上にとりとめのない内容になってしまった。冒頭のアサ芸のやつはメリーさんだかジュリーさんだかが大激怒って記事だった気がする。
